Category: Branding | Hotel Management
Author: Shibata
Date: 2025.05.12
Agoda(アゴダ)はアジア圏に強いOTAとして知られ、特に東南アジアや中国、韓国、台湾などの訪日外国人観光客(インバウンド)に多く利用されています。日本国内の宿泊施設にとって、Booking.comや楽天トラベルと並ぶ重要な集客チャネルのひとつです。
本記事では、Agodaを活用して売上を伸ばすための基本戦略から、実践的な運用ノウハウまでを解説します。今後のインバウンド回復を見据え、Agodaのポテンシャルを最大限に引き出すために、今日から取り組めるポイントをお伝えします。
Agodaは、ユーザーの検索傾向や決済行動に基づき、施設の表示順位や販売戦略が大きく変わるアルゴリズムを採用しています。以下のような特徴を押さえておくことが重要です:
Agodaのユーザーの約7割はスマートフォンアプリからの予約。モバイル専用割引を設定することで、検索結果での表示順位が上がり、予約率の向上が期待できます。
特定ユーザー(会員やリピーター)向けの限定割引価格を設定することで、価格競争に巻き込まれずに予約を獲得できます。掲載順位にも良い影響を与えます。
中国語・韓国語・英語など、インバウンド客に合わせた翻訳を充実させることで、予約率が大幅に向上します。Google翻訳では伝わらない“自然な言い回し”が重要です。
即時予約ができ、かつスムーズなチェックインが期待できる施設は、検索で優遇されやすくなります。鍵の受け渡し方法、アクセス情報なども明確に記載しましょう。
高画質で魅力が伝わる写真(客室・外観・食事・景観など)を15〜20枚以上用意。レビュー評価の高い施設は、ユーザーの信頼と予約率アップにつながります。
Agodaでは独自のプロモーションカレンダー(週末割・直前割・長期滞在割など)を施設側で設定できます。時期に応じた割引施策は検索順位アップにも効果的です。
「見られているけど予約されない」状態は避けたいところ。施設情報を明確にし、予約ボタンまでの導線をわかりやすく設計することで、売上に直結します。
Agodaは、インバウンド需要の波を取り込むうえで欠かせない集客チャネルです。OTAとしての仕様や検索アルゴリズムに最適化した運用を行うことで、露出と予約を大きく伸ばすことが可能です。
今日できる施策から、一つずつ改善していきましょう。宿の魅力をしっかり伝え、選ばれる施設へと育てていくお手伝いができれば幸いです。
宿泊施設のブランディング、OTA関連施策、マーケティング、各種制作から施設運営まで幅広く対応可能です。
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