Category: Branding | Hotel Management
Author: Shibata
Date: 2025.09.16
宿泊施設の集客に欠かせないOTA(オンライン旅行代理店)。「じゃらん」「楽天トラベル」【2025年最新】国内主要OTAの手数料比較|宿泊施設が知っておくべき利益のカラクリ
宿泊施設の集客に欠かせないOTA(オンライン旅行代理店)。「じゃらん」「楽天トラベル」「Booking.com」「Airbnb」などに掲載することで、幅広いユーザー層にアプローチできますが、見逃せないのが“手数料”による利益圧迫です。
この記事では、国内で主要なOTAの手数料率や特徴を比較し、「どのOTAに掲載すべきか?」「自社予約とのバランスはどうとるべきか?」という視点から、宿泊施設運営者に役立つ情報をまとめます。
OTA(Online Travel Agent)は、宿泊施設に代わって集客・販売・決済を担うプラットフォームです。代表的な国内OTAには以下があります:
宿泊施設は、OTAを通じて宿泊予約が入ると、予約成立金額に対して一定の手数料(販売手数料)を支払います。
この手数料率はOTAによって異なり、10%〜20%前後が一般的です。広告オプションやランクアップ機能を利用すると、実質的な手数料はさらに高くなる場合もあります。
OTA名 | 手数料率(目安) | 備考・特徴 |
---|---|---|
楽天トラベル | 約13〜15% | 通常プラン13%。ポイント施策やランキングUPで追加。 |
じゃらんnet | 約10〜13% | 基本10%。キャンペーン参加で変動あり。 |
Yahoo!トラベル | 約10〜12% | 実質一休.comと統合。PayPayとの連携強み。 |
一休.com | 約15〜18% | 高級施設向け。プランや地域で変動。 |
Booking.com | 約15〜20% | 世界最大級。日本語サポートあり。 |
Agoda | 約15〜20% | 東南アジアに強い。料金調整に注意。 |
Airbnb | 約3〜15% | 手数料体系が2種:ホスト負担型と分担型。民泊・一棟貸しに強い。 |
※上記は業界内ヒアリングを元にした参考値です。契約条件や時期により異なるため、詳細は各OTAに確認を。
Airbnbは、一棟貸し・古民家・ヴィラ・民泊といった滞在体験型施設に強みを持つOTAです。
国内でもインバウンド回復に伴い、掲載施設数・利用者数ともに拡大しています。
手数料体系は以下の2種類:
施設のカテゴリや地域、アカウント設定によって異なるため、掲載前に手数料体系を確認することが重要です。
手数料が安くても「予約が入らない」OTAでは意味がありません。自施設のターゲット層とOTAのユーザー層が一致しているかを見極めましょう。
高価格帯の施設なら一休.com、ファミリー層狙いならじゃらん、というように、OTAの特徴に応じた選定が必要です。
「手数料が高すぎる」と感じたら、自社予約比率を見直すタイミングです。
株式会社Archでは、自社予約比率58%を実現した宿泊施設の成功事例もあります。
OTAで集客し、自社チャネルで利益を確保する、という流れをつくるのが理想です。
OTAの手数料は、一見すると「高いコスト」に思えますが、戦略的に活用すれば集客の武器になります。
これらを徹底することで、OTAを“コスト”ではなく、“利益を生み出すチャネル”に変えていきましょう。
私たち株式会社Archでは、宿泊施設専門のWeb制作・ブランディング・運営支援を行っています。
OTA戦略の見直しから自社サイトの改善まで、収益改善に直結する提案が可能です。
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