広告費を削減しつつ稼働率を上げるホテルホームページの活用法

じゃらんや楽天トラベルなどのOTA（宿泊予約サイト）は、ホテル集客のスタートとして欠かせない存在です。しかし、平均15％前後の手数料が発生するため、売上が伸びるほど利益が圧迫されてしまいます。
たとえば、年商1億円の小規模ホテルでは年間約1,500万円、年商10億円のホテルなら1.5億円もの手数料が発生します。これを削減できるだけでも、経営に与えるインパクトは非常に大きいと言えるでしょう。

本記事では、宿泊施設の運営とホテルホームページ制作の両面で支援を行ってきたArch（アーチ）が、広告費や手数料を抑えながら稼働率を高めるための「ホテルホームページ活用法」を解説します。

① ホテルのホームページを「24時間働く営業担当」にする

ホテルのホームページは、単なる情報掲載の場ではなく、予約を生み出す営業ツールです。重要なのは、「誰に」「どんな魅力を伝えるか」を明確にすること。

非日常を求めるカップル層
自然の中で過ごしたいファミリー層
サウナやワーケーションを楽しむソロ層

こうしたターゲットに合わせて構成や訴求内容を最適化することで、広告をかけなくても自然検索から予約が入るようになります。
Archのホテルホームページ制作では、2クリック以内で予約が完了する導線設計やスマートフォン対応のUIなど、ユーザー体験を重視した構築を行います。サイト自体が“営業スタッフ”として機能する仕組みを作ります。

② OTAからスタートし、自社サイトへ移行していく

OTAは新規顧客の獲得には効果的ですが、長期的に見れば手数料の負担が大きな課題になります。Archでは、「OTAで集客しつつ、徐々に公式サイトへ誘導する」ステップを推奨しています。

OTA経由の宿泊客に、次回予約時の公式サイト限定特典を案内（割引・プレゼント・アーリーチェックインなど）
チェックアウト時にLINEやメルマガ登録を促し、再訪を仕組み化
公式サイト内で「直予約のメリット」を明確に表示

こうした導線を整えることで、OTAからの流入を維持しながら、自社予約率を徐々に高めていくことができます。
Archが支援する宿泊施設では、公式サイト経由の予約比率を50％以上に伸ばした事例もあります。

③ リピートと口コミを生む「サービス品質」を磨く

どれほどデザインやSEOを整えても、サービスの品質が伴わなければリピートは生まれません。
稼働率の高いホテルほど顧客満足度が高く、口コミと再訪によって広告費をかけずに集客が成立しています。

Archは自社でもホテル・ヴィラを運営しており、実際の現場で培った改善ノウハウを持っています。滞在中の快適さ、接客、空間演出、香り、照明など、細部の体験価値を磨くことで、自然に口コミが広がるホテルへと育てることができます。

広告をかけずに集客を伸ばすためには、SNS×ホテルホームページの連携が効果的です。
InstagramやTikTokからテーマ別の特設ページ（記念日・サウナ・ペット可など）に誘導し、UGC（宿泊者の投稿）やレビューを活用して信頼性を高めます。

また、Google検索（SEO）やGoogleマップ（MEO）対策を行うことで、「エリア＋特徴（例：箱根サウナ付きホテル）」といった検索キーワードからの自然流入を増やすことができます。

⑤ データを活用して「広告より強いサイト運用」を実現

Archのホテルホームページ制作では、Googleアナリティクスを用いてユーザーの行動データを分析し、予約率（CVR）を高める改善に投資します。

離脱率の高いページ構成を見直し、滞在時間を延ばす
写真・CTAボタンの位置や文言をA/Bテストで検証
季節やターゲットに応じたプラン訴求を最適化

小さな改善を積み重ねることで、広告に頼らずとも予約数を継続的に伸ばすことができます。

まとめ

広告費やOTA手数料を抑えながら稼働率を上げるには、ホテルホームページを中心にした自社集客の仕組みを整えることが重要です。
OTAからの集客を活かしつつ、公式サイトで予約したお客様に特典を設けることで、自社予約の割合を着実に増やせます。

Archは、実際に宿泊施設を運営してきた経験をもとに、創業3年で売上13億円を達成。
丸紅・アパマンショップなどの上場企業との合弁事業を展開し、全国1000施設以上のホテルホームページ制作・ブランディング支援を行ってきました。

OTA依存から脱却し、広告費を抑えながら安定した集客を実現したいホテル・旅館・ヴィラの皆さま。
“リピートされる宿”をつくる第一歩として、ぜひArchへご相談ください。

宿泊施設専門のホテルホームページ制作ならArchへ

実際の運営データと豊富な制作実績をもとに、広告費を抑えながら稼働率を高めるホームページを構築します。
自社予約率向上・公式サイト設計・SNS戦略まで一貫サポート。

書いた人

株式会社Arch
代表取締役柴田敬介

1985年兵庫県生まれ。京都工芸繊維大学・造形工学科卒。建築専攻。
新卒でSMBC日興証券株式会社に入社。コンサルタントとして勤務。社内表彰を多数獲得し最年少管理職（当時）に。5年の勤務の後に起業。
2013年、株式会社XS創業。代表取締役就任。Web開発、地方創生ビジネスなどを展開。地方創生では、全国の道の駅グルメNo.1を決定するグルメグランプリを10万人規模で開催。当事業を讀賣テレビ放送株式会社に事業譲渡。
2017年、民泊事業を行う株式会社グランドゥースをAPAMAN株式会社とジョイントベンチャーにて創業。代表取締役就任。その後丸紅株式会社から出資を受け同社の持分法適用会社となる。創業3年で売上13億円、1000以上の施設を運営し、国内最大規模の民泊運営会社となる。AirbnbのBest Contributor Awardを獲得。東証への株式上場を控えていたものの、コロナウィルス蔓延に伴い事業縮小を余儀なくされる。
2023年、これまで培ってきたビジネス開発、ブランディング、Webデザイン、広告などの知見を元に、宿泊施設のブランディング、運営事業を行う当社を立ち上げ、代表取締役就任。