Category: Hotel Management
Author: Shibata
Date: 2025.11.14
ホテルの新規開業プロジェクトでは、建築計画や内装設計が優先され、Webサイトはどうしても「完成に近づいてから考えるもの」と捉えられがちです。しかし実際には、Webサイトの戦略設計は建物の着工前、コンセプト確定のタイミングが最適です。
Archは宿泊施設のブランディングだけでなく、不動産選定から関わるプロジェクトを数多く支援しており、開発初期段階からWeb戦略を組み込むことで、投資家向け訴求・開業前の集客・ブランド価値形成が大きく変わることを実感しています。
本記事では、ホテル開発の流れにあわせて「失敗しないWeb制作のロードマップ」を解説します。
ホテルのWebサイトは「予約のためだけに作るもの」ではありません。開発・不動産・投資の文脈では、もっと広い目的を果たします。
新築ホテルの企画書や投資家向け資料では、ブランドコンセプト・客室構成・想定ADR・ターゲットなどが整理されます。Webサイトはこれらの情報を、外部に一貫したメッセージで伝えるための“ブランドブックの延長”のような存在になります。
開発段階からブランドの土台を作り、そのままWebに反映することで“投資家・協業パートナーが理解しやすい企画書”にもつながります。
建設中の段階からWebサイトを立ち上げておくと、開業前から確実にファンを集められます。
開業直前に慌てて広告費を投下するより、半年〜1年前から種まきを始めるほうが効率的で、良質なフォロワー獲得にもつながります。
新規ホテル開業プロジェクトでは、「建設のフェーズ」と「Web制作のフェーズ」が本来セットで動くべきです。以下はArchが推奨する、開発スケジュールに沿ったサイト構築ロードマップです。
タイミング：着工前〜設計フェーズ
この段階で世界観を固めておくと、建築・内装・撮影計画、広告戦略まで一貫性が生まれます。また、本格的なサイト制作フェーズにスムーズに移行できる点も重要です。ArchのWeb制作サービスでは、この段階からの伴走にも対応しています。（Web Creation）
タイミング：建設期間（6〜12ヶ月）
建設中の段階からSEO基盤を整えておくことで、開業時の検索流入を最大化できます。サイト構造やコンテンツ制作もこの時期に進め、開業時に強い状態で公開できるように設計します。
タイミング：開業3ヶ月前〜前日
この段階で“サイトを見た瞬間に泊まりたくなる情報設計”を完成させます。公開後の運用も含め、Archでは開業準備に合わせたスケジュールでWeb制作を進行することが可能です。
ホテル開発では、「誰がどの順番でプロジェクトに関わるか」が成果を大きく左右します。Archは、一般的な制作会社とは異なり、不動産選定 → ブランド構築 → Web制作 → 運営 → 集客を一社で担えるのが最大の強みです。
建物が完成してからサイトを作るのではなく、「コンセプトが生まれた瞬間からWeb戦略を始める」ことが、これからの宿泊施設開業の成功パターンです。Web制作について詳しく知りたい方は、サービス詳細をご覧ください。（Web制作に関してはこちら）
ホテル開業をお考えの経営者・開発担当者の方へ、最適なロードマップをご提案します。
▶ ご相談はこちら
https://archcorp.jp/contact/
株式会社Arch
代表取締役 柴田敬介
1985年兵庫県生まれ。京都工芸繊維大学・造形工学科卒。建築専攻。
新卒でSMBC日興証券株式会社に入社。コンサルタントとして勤務。社内表彰を多数獲得し最年少管理職（当時）に。5年の勤務の後に起業。
2013年、株式会社XS創業。代表取締役就任。Web開発、地方創生ビジネスなどを展開。地方創生では、全国の道の駅グルメNo.1を決定するグルメグランプリを10万人規模で開催。当事業を讀賣テレビ放送株式会社に事業譲渡。
2017年、民泊事業を行う株式会社グランドゥースをAPAMAN株式会社とジョイントベンチャーにて創業。代表取締役就任。その後丸紅株式会社から出資を受け同社の持分法適用会社となる。創業3年で売上13億円、1000以上の施設を運営し、国内最大規模の民泊運営会社となる。AirbnbのBest Contributor Awardを獲得。東証への株式上場を控えていたものの、コロナウィルス蔓延に伴い事業縮小を余儀なくされる。
2023年、これまで培ってきたビジネス開発、ブランディング、Webデザイン、広告などの知見を元に、宿泊施設のブランディング、運営事業を行う当社を立ち上げ、代表取締役就任。
宿泊施設のブランディング、OTA関連施策、マーケティング、各種制作から施設運営まで幅広く対応可能です。
お気軽にお問い合わせくださいませ。
