宿泊施設の自社予約率を上げる方法|OTAに頼らず収益を最大化する6つの施策

Category: Branding | Hotel Management
Author: Shibata
Date: 2025.09.26

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「OTA手数料の負担が大きい…」「もっと公式サイトから予約を獲得したい」

そう考える宿泊施設オーナー・運営者の方は年々増えています。

実際、自社予約を強化することで、利益率は10〜20%以上改善することも珍しくありません。

この記事では、自社予約率を高めるために宿泊施設が取り組むべき6つの具体策を、実例とともに解説します。

なぜ今「自社予約率の向上」が重要なのか?

  • OTA手数料が10〜20%と高額
  • リピーターとの関係を築きにくい
  • 価格競争に巻き込まれやすい

これに対し、自社予約では:

  • 手数料がかからず利益率が高い
  • 顧客データを蓄積し、再来訪を促せる
  • ブランディングを通じて価格競争から抜けられる

自社予約の比率を高めることは、施設の経営安定・ブランディング強化に直結します。

自社予約率を上げるための6つの具体策

提案する人

① 公式サイトの予約導線を見直す

自社予約の最大のハードルは「予約のしづらさ」です。

  • 予約ボタンがどこにあるか分からない
  • スマホで操作しづらい
  • 料金や空室状況がわかりづらい

「使いやすく、迷わず予約できる設計」が、離脱を防ぎ予約数を増やす鍵となります。

② 自社限定のプラン・特典を設ける

OTAと同じ内容・価格では、ユーザーにとって「公式から予約する理由」がありません。

そこで、自社サイト限定で以下のような特典を用意するのが有効です:

  • チェックアウト延長やアーリーチェックイン
  • 特別なアメニティやウェルカムドリンク
  • 連泊・平日・グループ割引など

「このサイトから予約した方が得」と思わせることが重要です。

③ SNSやLINEからの導線を強化する

Instagram・LINE・Facebookなどを活用している施設は多いですが、予約ページとの導線設計が弱いままのケースも多く見られます。

以下の点を見直しましょう:

  • プロフィールやハイライトに予約リンクを設置
  • ストーリーズからLINE・予約フォームへ誘導
  • QRコードやリッチメニューを活用した直接誘導

④ Googleマップ(MEO)の最適化

Googleマップで施設を探すユーザーは年々増加しています。
そのため、Googleビジネスプロフィールの整備も欠かせません。

  • 最新情報・写真・リンクの登録
  • 公式サイト予約ページのURLを設定
  • クチコミ返信による安心感の構築

「地名+宿」で検索したユーザーを自社サイトに誘導する仕組みを整えましょう。

⑤ リピーター対策をLINE公式やメルマガで行う

一度宿泊してくれた方に、次回も選んでもらえる仕組みをつくることが、自社予約率アップの近道です。

LINE公式アカウントやメールを通じて、

  • 季節キャンペーン
  • 空室情報
  • 再訪特典

などを届けることで、OTAを介さずにリピーターとの関係構築が可能になります。

⑥ SEOや広告で指名検索の自社サイト上位表示を狙う

「施設名+エリア名」で検索されたときに、OTAよりも上位に自社サイトが表示されることが重要です。

以下のような施策が効果的です:

  • サイトのSEO内部対策
  • リスティング広告で上位を確保
  • 施設ブログでキーワードを蓄積

自社予約率58%を実現した事例紹介

Moroisoso

株式会社Archでは、ヴィラ・ホテル・旅館・民泊など様々な宿泊施設のWeb支援を行っており、以下のような成果を出しています:

  • 年間売上4,000万円超の一棟貸し施設
  • 自社予約比率58%を達成
  • SNSと予約導線を連携し、予約数・利益率ともに向上

単なる制作ではなく、「予約される導線」を設計することがArchの強みです。

まとめ|自社予約は“仕組み”で増やせる

OTAだけに頼らない集客を実現するには、

  • 公式サイトの改善
  • SNSやLINEとの連携
  • お得感と分かりやすい導線

を丁寧に整えていくことが不可欠です。

こうした取り組みを積み重ねることで、自社予約が“安定した収益源”になる未来は、必ず実現できます。

宿泊施設の自社予約率を高めたい方へ

株式会社Archでは、宿泊施設専門のブランディング・Web制作・予約導線設計・SNS運用をワンストップで提供しています。

「OTA依存を減らしたい」「自社予約で利益を最大化したい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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