Category: Branding | Hotel Management
Author: Shibata
Date: 2025-04-01
近年、宿泊業界ではオンライン旅行代理店(OTA)の活用が一般的となり、多くの宿泊施設が集客に利用しています。OTAは必要不可欠なツールですが、手数料の負担が約15%と大きく、価格競争に巻き込まれること、ブランド価値の希薄化といった点に多くの課題があります。特に、ヴィラや民泊、ホテルなどの宿泊施設にとって、OTAだけに頼る集客戦略は長期的な視点で見たときにリスクが大きいと考えています。
本コラムでは、OTAを活用しつつも、自社のブランディングやSNSを駆使して直接予約を増やす戦略について、具体的な事例を交えながらご紹介していきます。
OTAは、宿泊施設にとって以下のようなメリットを提供します。
一方で、OTAの利用には以下のようなデメリットも存在します。
宿泊施設にとって、独自のブランド価値を確立することは、他施設との差別化を図る上で非常に重要です。特に、個性的な特徴を持つヴィラや民泊、ホテルなどでは、魅力を直接顧客に伝えることで、リピーターの獲得や口コミによる新規顧客の増加を狙うことが出来ます。
自社の公式サイトは、ブランド価値を伝える最も効果的なツールです。当社では以下のポイントを押さえ、魅力的なウェブサイトを構築しております。
SNSは、施設の最新情報や魅力を発信し、顧客とのコミュニケーションを深めるための強力なツールです。現状Instagramがもっとも適したプラットフォームですが、施設によってはTikTokも有力な候補になり得ます。以下の点に注意して運用することが必要です。
当社がサポートした一棟貸しのヴィラでは、OTAを活用しつつも、自社ブランディングとSNS運用に注力することで、以下の成果を上げました。
以下の取り組みを継続的に行ったことで成果を実現しています。
別の民泊施設では、OTAからの集客に加え、以下の施策を実施することで、自社予約を増加させました。
SNSでの情報発信は、一朝一夕で成果が出るものではありません。しかし、週に1度の投稿でも構わないので、継続することが最も重要です。施設の季節ごとの変化、スタッフの日常、地元イベントの様子など、発信する内容は無限にあります。ときには予約に直結しない投稿もありますが、ファンとの信頼関係を築く“資産”となっていきます。
OTAやGoogleマップ上のレビューに対しても、1件ずつ丁寧に返信する姿勢が、宿の評価に直結します。とくにネガティブな口コミに対して、真摯な対応を行うことで、「きちんと向き合っている宿」という印象を与えることができます。
自社サイト限定のキャンペーンも、有効な自社集客手段の一つです。
こうした特典は、OTAでは実施しづらい“施設独自の魅力”として、自社予約を促すきっかけになります。
自社予約比率を高めることは非常に重要ではありますが、OTAを否定する必要は全くなく、むしろ、OTAは「広く知ってもらう入り口」として必須です。問題は、その後にお客様とどう関係を築いていくかという点になります。
私たちは、ヴィラ・民泊・ホテルなど、さまざまな宿泊施設において、「OTA × 自社サイト × SNS」を組み合わせたハイブリッド型の集客戦略を提案しています。
このように、各チャネルの役割を明確にしながら戦略を設計することで、無理なく集客基盤を育てていくことができます。
宿泊施設は「寝るための場所」ではなく、「記憶に残る体験」を提供する場所です。どんなに小さな宿でも、他にはない価値を持っているはずです。
大切なのは、それをきちんと“言語化”し、世界観として“伝える”こと。
そしてそれを、SNS・パンフレット・ウェブサイト・館内演出など、あらゆる接点で一貫性を持って表現していくことです。
私たちは、そんな宿の“らしさ”を一緒に言葉にし、形にしていく伴走パートナーです。
そんな悩みをお持ちのヴィラや民泊、ホテルの皆さま。
ぜひ一度、私たちにご相談ください。
宿泊施設のブランディング、OTA関連施策、マーケティング、各種制作から施設運営まで幅広く対応可能です。
お気軽にお問い合わせくださいませ。