インスタで予約が埋まる?宿泊施設のSNS活用法

Category: Branding | Hotel Management
Author: Shibata
Date: 2025.09.30

Instagram

自社予約を増やすためのInstagram運用のポイントとは?

なぜ今、宿泊施設にInstagramが必要なのか?

いまや旅行の情報収集にGoogleよりもInstagramを使う人が増えています。
特に10代~30代の層にとっては、“写真で選ぶ宿”が当たり前の時代。

  • 「この宿、おしゃれ」
  • 「ここで朝食食べたい」
  • 「この景色、写真撮りたい!」

そうしたビジュアルからくる共感と憧れが、予約の大きな決め手となっています。

また、Instagramは直接予約やLINEへの導線にもなるため、OTA手数料を削減したい宿泊施設にとっても強力な武器となります。

SNS運用の目的は“フォロワー数”ではない

よくある間違いが、「フォロワーを増やすこと」が目的になってしまうこと。
宿泊施設にとって本当に重要なのは、以下のような状態です:

  • 施設の魅力が伝わる世界観が構築されている
  • 投稿から「泊まってみたい」と感じてもらえる
  • 問い合わせや予約に繋がる動線が整っている

つまり、“ファンづくり”と“予約導線の設計”がSNSの本質です。

Instagram運用で押さえるべき3つのポイント

① 世界観の統一と投稿設計

バラバラな写真やデザインではなく、
「この宿に泊まったら、こういう体験ができる」というビジュアルメッセージが統一されていることが重要です。

  • 色味・トーンの統一(フィードの統一感)
  • 投稿テンプレートのデザイン設計
  • ハイライトやストーリーズの活用

② ハッシュタグ・検索導線の最適化

ユーザーが検索しそうなキーワードをリサーチし、地域名や体験名とセットでハッシュタグ化します。

例:

  • #熱海一棟貸し
  • #犬と泊まれる宿
  • #カップル旅行におすすめ
  • #サウナ付きヴィラ

Google検索では辿り着けない“探し方”が、インスタにはあります。

③ 予約・問い合わせまでの導線設計

  • プロフィールに予約リンク(公式サイトやLINE)を掲載
  • 「DMください」よりも「予約はこちら」などのCTAを明確に
  • ストーリーズにリンクを活用(LINE公式や予約サイトへ)
  • ハイライトに「アクセス方法」「設備紹介」「料金表」などを格納

ユーザーが気になった瞬間に1タップで予約に進める設計がカギです。

投稿ネタに困らない!宿泊施設向けSNSコンテンツ例

投稿テーマ内容の例
施設紹介朝食、客室、サウナ、ドッグラン、BBQ設備など
季節ネタ桜と客室、秋の露天風呂、冬のイルミネーション
お客様の声宿泊者の感想・レビュー・UGC(写真)
スタッフ紹介清掃や接客の裏側を見せて信頼感UP
お得情報期間限定プランや直予約特典の告知
周辺情報観光スポット・カフェ・季節イベントなど

実際の成功事例:SNSから予約が入った宿泊施設

SNS活用によって、宿泊予約に直結する成果を上げた事例があります。

株式会社Archがブランディング・SNS設計を支援したある一棟貸し宿泊施設では、以下のような成果を達成しました:

  • Instagramフォロワー数0から、半年で4,000人以上を獲得
  • ストーリーズ・ハイライトを使った設備紹介により、DMからの予約が月10件以上安定化
  • LINE公式アカウントとの連携で、予約前の相談が活発に
  • インスタ経由の流入で、自社予約比率が大幅に向上

これらの施策により、「写真を見て一目惚れして予約した」というお客様の声も増えました。

更新が止まる“あるある”にも注意が必要

一方で、自社でSNSを運用しようとした宿泊施設の多くが陥るのが、「忙しくて更新が後回しになる」問題です。

  • 清掃・予約対応・備品管理など、日々の業務に追われて投稿が止まる
  • ネタ切れやデザイン負担でアカウントが放置状態に
  • プロフィールや投稿に統一感がなく、ブランドが育たない

SNSは“動いていること”そのものが信用に繋がる媒体でもあるため、更新が途切れると信頼感の低下にもつながりかねません。

解決策としての外部パートナー活用

このような課題を回避するために、最近では:

  • 初期設計(ビジュアルガイド/テンプレート設計)だけをプロに任せる
  • 月数回の投稿を外部で運用し、残りは自社で補完する
  • LINEや予約フォームと連携した「SNS→予約」導線だけを外注する

といったハイブリッド型運用が効果を発揮しています。

SNS運用にかける予算と体制の考え方

運用スタイル内容目安予算
自社運用投稿・撮影・返信をすべて自社で対応時間はかかるがコスト低
外注+内製デザインや投稿テンプレだけ依頼初期費用 20万〜30万円
フル委託月額制で週1〜2投稿+運用サポート月額 10万〜20万円程度〜

まとめ|SNSは「予約の入り口」。インスタで宿の価値を届けよう

Instagramは、もはや「写真投稿アプリ」ではなく、予約の導線であり、ブランド体験の入り口です。

  • 世界観を統一して魅力を可視化する
  • 検索されるキーワードで見つかるようにする
  • 興味を持った人がすぐ予約できる導線を整える

この3点を押さえるだけで、SNSは「予約を生むチャネル」として機能します。

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