
ホテルホームページ制作を依頼する前に知っておくべき5つのポイント
ホテルや旅館の公式サイトは、単なる「情報発信の場」ではなく、予約を生み出す最前線の営業ツールです。制作会社に依頼する前に整理すべきポイントを外すと、「見た目は良いけれど予約が取れないサイト」になりがち。ここでは、成功に直結する5つのポイントを解説します。
① ターゲットとコンセプトを明確にする
まずは「誰に」「どんな体験を届けたいか」を明確に。高級ホテルなら“非日常感”、ビジネスホテルなら“利便性”、一棟貸しヴィラなら“プライベート感”など、ターゲットにより訴求軸は変わります。
- 主要客層(年齢/居住エリア/来訪目的)の仮説を立てる
- ブランドの世界観・言語トーン・カラー指針を簡潔にまとめる
- 競合との差別化ポイント(立地/体験/価格/ホスピタリティ)を明文化
制作前に共有用ブリーフ(PDF/スライド)を用意すると、デザイン・コピー・導線の精度が上がります。
② 予約導線の設計を最優先に考える
どれほど美しくても、予約に繋がらなければ本末転倒。公式予約フォームやプラン表示、CTA(ボタン)の配置/文言など、「予約までの距離」を最短化する設計が鍵です。
- 各ページに「予約する」CTAを常時表示(ヘッダー/フッター/追従)
- 料金・空室検索は最短2クリックで到達できる構造に
- プランは「目的別(記念日/家族/ビジネス)」に整理し比較しやすく
さらに、GA4で予約率(CVR)計測ができるイベント設計を公開前に実装しておくと、運用改善が加速します。
③ 写真とコピーの品質が集客力を左右する

第一印象は写真で決まります。建物・客室・料理・周辺体験まで、プロ撮影の高解像度写真が信頼を生みます。写真の魅力を引き出すのがコピー。
- “説明”ではなく“滞在シーン”が浮かぶ言葉を意識
- 各ページに1本のストーリーライン(悩み→共感→解決→行動)
- 見出しはベネフィット起点(例:静けさに包まれる、都心の隠れ家)
④ OTA依存からの脱却を意識する
手数料を抑え、自社予約比率を高めることが長期的な利益に直結。公式サイトに来る理由を設計しましょう。
- 公式限定特典(レイトチェックアウト/ウェルカムドリンク等)
- 会員・LINE連携での再訪インセンティブ
- メール/SNS連携でのリピート施策(記念日・季節の提案)
⑤ 制作後の運用・改善まで見据えたパートナー選び

公開はゴールではなくスタート。アクセス解析、SEO、SNS、広告まで含めた運用体制が重要です。
- 月次レポート(集客経路/予約率/直帰率/離脱ページ)の共有
- 季節・客層の変化に応じたプラン改修とLP追加
- 写真・コピーのABテスト、予約導線の継続的最適化
まとめ
ホテルのホームページ制作は、集客・ブランディング・運用を統合したプロジェクトです。依頼前に上記5点を整理しておくことで、理想のサイト像と要件が明確になり、成果も出やすくなります。
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書いた人

株式会社Arch
代表取締役 柴田敬介
1985年兵庫県生まれ。京都工芸繊維大学・造形工学科卒。建築専攻。
新卒でSMBC日興証券株式会社に入社。コンサルタントとして勤務。社内表彰を多数獲得し最年少管理職(当時)に。5年の勤務の後に起業。
2013年、株式会社XS創業。代表取締役就任。Web開発、地方創生ビジネスなどを展開。地方創生では、全国の道の駅グルメNo.1を決定するグルメグランプリを10万人規模で開催。当事業を讀賣テレビ放送株式会社に事業譲渡。
2017年、民泊事業を行う株式会社グランドゥースをAPAMAN株式会社とジョイントベンチャーにて創業。代表取締役就任。その後丸紅株式会社から出資を受け同社の持分法適用会社となる。創業3年で売上13億円、1000以上の施設を運営し、国内最大規模の民泊運営会社となる。AirbnbのBest Contributor Awardを獲得。東証への株式上場を控えていたものの、コロナウィルス蔓延に伴い事業縮小を余儀なくされる。
2023年、これまで培ってきたビジネス開発、ブランディング、Webデザイン、広告などの知見を元に、宿泊施設のブランディング、運営事業を行う当社を立ち上げ、代表取締役就任。