Category: Hotel Management
Author: Shibata
Date: 2026.09.06

株式会社Archの柴田です。
ChatGPTやGeminiに「この分野でおすすめの会社は?」と尋ねる人が増えています。では、その回答の中に自社の名前は出てくるのか。出てきたとして、どのように紹介されているのか。気になっているマーケティング担当者も多いのではないでしょうか。
こうしたAI検索上の見え方を確認するのが、AIO・LLMO・GEO計測ツールです。2024年ごろから国内外でサービスが相次いで登場し、現在は月額数百円のものから10万円を超えるものまで、選択肢がかなり増えました。
ただし、SEOの順位計測ツールと同じ感覚で選ぶと、判断を誤ることがあります。生成AIの回答は同じ質問でも毎回変わるうえ、日本語や日本市場への対応状況もツールによって差があるからです。
この記事では、国内外の主要な計測ツールを比較しながら、選ぶときに確認したいポイントや、数字を見るうえでの注意点を整理します。
なお、本記事は株式会社Archが運営する自社メディアの記事であり、当社の「ArchAIO」も比較対象に含めています。その点をご理解いただいたうえで、検討材料の一つとしてお読みください。
AI検索の最適化について調べると、LLMO、GEO、AIO、AEOといった言葉が出てきます。実務では、いずれも「生成AIの回答の中で、自社や自社サイトが適切に扱われる状態をつくる」という近い意味で使われています。
ただし、言葉の成り立ちは同じではありません。GEOは、Pranjal Aggarwal氏らが2023年11月に発表した論文「GEO: Generative Engine Optimization」(arXiv:2311.09735、KDD 2024採択)に由来します。一方、LLMO、AIO、AEOは、特定の論文を原典とする言葉ではなく、実務やサービス提供者の間で広まった呼び方です。
Googleは2026年6月に公開した文書で、Google検索の観点ではAEOやGEOもSEOの一部だと説明しています。AI検索だけに通用する特別なテクニックを探すより、まずは内容の正確さ、独自性、サイトの読みやすさといった従来のSEOの土台を整えるべきだ、という考え方です。llms.txtやAI向けに書き換えた専用ページも、少なくともGoogle検索には必要ないとしています。
とはいえ、ユーザーの行動はすでに変わり始めています。
サイバーエージェントGEOラボが2026年8月に実施した調査(n=9,278、マクロミル委託)では、検索手段として生成AIを使う人は52.3%でした。2025年5月の21.3%から、1年3か月で31ポイント増えています。また、AIのおすすめをきっかけに商品やサービスを購入・利用した経験がある人は58.7%に上りました。
同社はGEO関連サービスの提供者でもあるため、調査結果を見る際にはその点を考慮する必要があります。ただ、中立性の高いNTTドコモ モバイル社会研究所の調査でも、生成AIの利用率は1年で27%から51%へ伸びています。AIが情報収集の入口になりつつある、という大きな流れは間違いなさそうです。
その一方で、AIからウェブサイトへの送客はまだ多くありません。SparkToroとSimilarwebの共同分析では、AIツールがウェブ全体に送り出すトラフィックは1%未満でした。Pew Research Centerの調査でも、AI要約が表示された検索で通常のリンクがクリックされた割合は8%。AI要約がない場合の15%と比べ、ほぼ半分です。
つまり、GA4の流入だけを見ていても、AI上で自社がどの程度知られているかは分かりません。だからこそ、回答の中での「言及」を直接観測する必要が出てきます。
最初に確認したいのは、サンプリングの方法です。機能や料金を比べる前に、ここを見ておく必要があります。
生成AIは、同じ質問をしても毎回まったく同じ回答を返すとは限りません。実行した時間やモデルの状態、ユーザーごとの文脈によって、挙げられるブランドや順番が変わることがあります。
2026年4月に公開された査読前論文「Don’t Measure Once: Measuring Visibility in AI Search (GEO)」も、1回限りの観測は信頼できず、可視性は一点の数字ではなく分布として捉えるべきだと結論づけています。
各社の公開情報を見ると、計測方法を詳しく示しているツールはまだ少数です。
導入前には、「1つの質問を、1日に何回、いくつのモデルで実行するのか」「結果に信頼区間は付くのか」を確認しておくとよいでしょう。
管理画面が英語でも、日本語のプロンプトを登録できるツールはあります。しかし、それだけで日本市場に対応しているとは言い切れません。
今回確認した海外15ツールのうち、日本語UIを提供していると明記されたものはありませんでした。日本または日本語への対応を公式に示していたのは、次の3つです。
国が変われば、よく使われる言葉も、競合も、参照されやすい情報源も変わります。海外で一般的な質問が、そのまま日本のユーザーを代表するとは限りません。「多言語対応」という表記だけで決めず、日本語のプロンプトを日本向けの条件で計測できるかまで確認したいところです。
国産ツールについても同様です。日本語の管理画面があることと、日本語プロンプトによる計測方法を明示していることは別です。今回確認したなかでは、「AIがいうてた」と「Brand UP」が日本語プロンプトでの計測を明記していました。
ツールが最初から用意している質問だけで計測すると、自社の顧客像や商圏からずれた結果になることがあります。
実際に顧客がAIへ尋ねそうな質問は、企業ごとに異なります。たとえば宿泊施設であれば、「箱根で子連れに向く温泉旅館は?」と「記念日に泊まりたい高級旅館は?」では、比較される施設も選ばれる理由も違います。
質問を設計するときは、次の4つに分けると整理しやすくなります。
大切なのは、あらゆる質問を網羅することではありません。自社の商品、顧客、競合、商圏、検討段階を反映した、代表性のある質問を選ぶことです。登録できるプロンプト数だけでなく、質問を自由に追加・編集できるかも見ておきましょう。
ダッシュボードに表示される「可視性38%」のような数字は分かりやすい反面、それだけでは状況を正しく読めません。
たとえば自社の可視性が38%から44%へ上がっても、回答に登場するブランド数が同時に増えていれば、競合を含めたシェアは下がっている可能性があります。引用数が増えても、プラットフォーム全体の引用数がそれ以上に増えていれば、相対的な存在感は低下しています。
最低限、次の項目をプロンプト単位で確認できるツールが望ましいでしょう。
AI可視性の計測ツールは、大きく2つに分かれます。
Semrush AI Visibility Toolkit、Ahrefs Brand Radar、Nightwatch、ミエルカGEOは、従来のSEO機能と一緒に使える統合型です。検索順位や被リンクのデータと同じ環境で確認できるため、すでに本体サービスを使っている企業には導入しやすいでしょう。
一方、Profound、Peec AI、Otterly.AI、Scrunch AI、Evertuneは、AI上の可視性計測を中心に作られた専業型です。対応エンジンの多さや分析機能の深さを重視する場合に向いています。
すでにSemrushやAhrefsを契約しているのであれば、まず追加機能で試すのが現実的です。AhrefsのCustom Promptsは月50ドルから、Semrushは月99ドルのアドオンとして利用できます。
| ツール | 提供元 | 対応AI | 日本語・日本市場 | 月額料金 | 無料枠 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ArchAIO | 日本 | 5 | 日本語対応 | 4,800円/12,800円/24,800円/39,800円 | 無料診断・初回計測無料 | 宿泊・店舗など施設型ビジネスに強い |
| Profound | 米国 | 9 | 不明 | 99ドル/399ドル/要問い合わせ | なし | 大企業向け機能が充実 |
| Otterly.AI | オーストリア | 4+有料追加 | 不明 | 29ドル/189ドル/489ドル | 無料トライアル | 海外専業ツールのなかでは始めやすい価格 |
| Scrunch AI | 米国 | 8 | 日本での提供を明記 | 250ドル/417ドル/要問い合わせ | 7日間 | 計測からAI向けページ配信まで対応 |
| Ahrefs Brand Radar | シンガポール | 7 | 日本語ヘルプあり。日本市場対応は不明 | AI Visibility Index 199ドル、Custom Prompts 50ドルから | なし | 設定なしで競合も検索できる |
| Evertune | 米国 | 11 | 不明 | 800ドル | なし | 1プロンプト・1モデルにつき100回計測 |
| ミエルカGEO | 日本 | 6 | 日本語対応 | 49,800円/99,800円+初期費用 | トライアルあり | 国産ツールのなかで機能が充実 |
※料金と仕様は2026年9月時点の各社公表情報をもとにしています。海外サービスは米ドル建てです。プランによって利用できるAIや機能が異なるため、契約前に最新情報をご確認ください。
提供元:株式会社Arch(東京都渋谷区、2023年11月設立)
公式サイト:https://aio.archcorp.jp
リリース:2026年8月18日
ArchAIOは、宿泊施設や飲食店、レジャー施設など、実店舗・施設を持つビジネスを主な対象とした国産ツールです。当社がブランディングやWeb制作の支援現場で感じた課題をもとに開発しました。
対応するAIは、ChatGPT、Google AI Overviews・AIモード、Gemini、Perplexity、Claudeの5つです。ただし、5エンジンすべてを計測できるのはMidプラン以上で、Super LiteとLiteはChatGPTのみとなります。
可視性スコアやShare of Voiceに加え、質問ごとの想起順位、回答のセンチメント、GA4と連携したAI経由の流入、18項目の初期診断を確認できます。プロンプトを「指名」「比較検討」「カテゴリ想起」「評判確認」に分けて管理できるため、どの検討段階に課題があるのかを把握しやすい設計です。
特徴的なのは「認知度スコア」です。AIが自社をそもそも知らないのか、知ってはいるものの誤って理解しているのかを切り分けます。前者なら露出を増やす施策、後者なら誤情報の出どころを修正する施策が必要になるため、この違いを見分けられることには実務上の意味があります。
料金は月額4,800円、12,800円、24,800円、39,800円の4プランで、Enterpriseは個別見積もりです。年払いは10か月分の料金となります。無料のAI可視性診断と初回計測も用意しています。
一方で、対応エンジン数は海外の上位ツールより少なく、サンプリング回数や信頼区間も公開していません。プロンプト数の上限を含め、大規模運用を考えている場合は事前確認が必要です。
まず低予算で現在地を知りたい企業や、日本語で運用したい宿泊・飲食・レジャー事業者に向いています。
提供元:Profound(米国・ニューヨーク)
公式サイト:https://www.tryprofound.com/
Profoundは、AI可視性計測の専業ツールとして知名度の高いサービスです。2024年8月の350万ドルを皮切りに、2025年6月に2,000万ドル、同年8月に3,500万ドル、2026年2月には9,600万ドルを調達。公表額の単純合計は約1億5,500万ドルで、評価額は10億ドルとされています。
対応するAIは、ChatGPT、Perplexity、Claude、Copilot、Google AI Overviews、Google AI Mode、Gemini、Grok、DeepSeekの9つ。APIだけに頼らず、ブラウザ上の実際の画面から回答を取得していると説明しており、ユーザーが目にする回答に近いデータを得やすい点が強みです。
Visibility Score、Share of Voice、センチメント、引用元の権威性、競合比較のほか、地域・トピック・ペルソナ別の推移も確認できます。AIボットやエージェントによる流入を分析するAgent Analytics、プロンプト需要を推定するPrompt Volumesなど、大企業の運用を想定した機能も揃っています。
2026年7月に発表された「FactCheck」は、AIが自社について述べた誤情報と、その情報源を特定する機能です。誤った会社情報や商品説明が広まっている場合に、どこから直すべきかを探れます。
料金は、ChatGPTと50プロンプトを利用できるStarterが月99ドル、3エンジン・100プロンプトのGrowthが月399ドル。9エンジン、SSO、SOC 2に対応するEnterpriseは個別見積もりです。無料プランはありません。
30以上の言語と150以上の地域に対応するとしていますが、日本語や日本市場についての個別の記載は確認できませんでした。予算に余裕があり、複数地域・複数ブランドを本格的に管理したい企業向けです。
提供元:OtterlyAI GmbH(オーストリア)
公式サイト:https://otterly.ai/
Otterly.AIは2024年10月に初期版を公開した、比較的早い時期からあるAI可視性ツールです。2024年12月にはTechCrunchに掲載され、2025年にはGartner Cool Vendor(AI in Marketing)に選ばれました。2026年8月時点で、4万人のマーケターが利用していると公表しています。
海外の専業ツールとしては、始めやすい料金が魅力です。15プロンプトのLiteは月29ドル、100プロンプトのStandardは189ドル、400プロンプトのPremiumは489ドル。Enterpriseは月1,000ドルからで、年払いは15%引きです。無料トライアルもあります。
標準で計測できるのは、ChatGPT、Google AI Overviews、Perplexity、Copilotの4つです。Google AI Mode、Gemini、Claudeは追加料金がかかります。
Brand Visibility Index、Domain Ranking、引用リンク分析、GEO監査のほか、ChatGPT Ads Trackingを全プランで利用できます。Standard以上ではAgent Analyticsに対応し、APIやMCP、Looker Studioとの連携も可能です。
50か国以上に対応するとしていますが、日本についての明記はありません。まず海外ツールを低価格で試したい企業や、ChatGPT広告の動向も追いたい企業には検討しやすいでしょう。
提供元:Scrunch(2023年創業)
公式サイト:https://scrunch.com/
Scrunch AIは、今回調べた海外ツールのなかで、日本で顧客にサービスを提供していると公式に明記していた唯一のサービスです。あらゆる国・言語のプロンプトを追跡し、その回答と引用を記録できると説明しています。管理画面の日本語表示については記載がないため、必要な場合は確認が必要です。
2023年の創業で、累計調達額は2,600万ドル。SOC 2 Type IIを取得しています。
対応するAIは、ChatGPT、Claude、Gemini、Perplexity、Google AI Mode、Google AI Overviews、Copilot、Meta AIの8つです。ブラウザ自動化と公式APIを組み合わせて回答を収集します。
ブランドが言及されたか、回答のどこに出たか、どのような評価を受けたか、何が引用されたかを確認でき、Influence ScoreやShare of Voiceも表示します。CDN連携によるAIボットの検知と、GA4連携によるAI経由流入の分析にも対応しています。
他社と異なるのは、計測後の実装までカバーしている点です。AXP(Agent Experience Platform)を使うと、AIエージェント向けにプリレンダー済みのHTMLを配信できます。
料金は、Starterが年払いで月250ドル、月払いで300ドル。Growthは年払いで月417ドル、月払いで500ドルです。Enterpriseは個別見積もりで、クレジットカード不要の7日間無料トライアルがあります。
ただし、料金ページとFAQでプラン名や価格の表記が一致していません。契約前に、適用される料金と機能を確認してください。日本市場を海外ツールで計測したい企業や、分析だけでなく実装まで進めたい企業に向いています。
提供元:Ahrefs Pte. Ltd.(シンガポール)
公式サイト:https://ahrefs.com/brand-radar
Ahrefsを日常的に使っているSEO担当者なら、まず候補に入れやすいツールです。設定をしなくても任意のブランドを検索できるため、自社だけでなく競合のAI可視性もすぐに確認できます。分析するドメイン数にも上限がありません。
対応するAIは、AI Overviews・AI Mode、ChatGPT、Perplexity、Gemini、Copilot、Grok、Claudeの7つです。Grokはポリシー変更のため一時的に収集を停止しており、ClaudeはCustom Promptsでのみ利用できます。過去データは、AI Overviewsが2024年8月、AI Chatbot Sourcesが2025年5月まで遡れます。
合成した質問だけでなく、実際の検索データをもとにプロンプトを組み立てている点も特徴です。Mentions、Citations、AI Share of Voice、Estimated Impressions、Query fanoutのほか、YouTube、Reddit、TikTok上の可視性も確認できます。AI Analyticsでは、AI経由の訪問とAIクローラーの動きを分析できます。
Ahrefsは、指標の計算方法も公開しています。Mentionsは、1つの回答にブランドが一度でも出れば1件として数えます。同じ回答に3回出ても1件です。Citationsは実際に引用元として示されたページで、ドメイン単位では同じドメインから複数ページが使われても1件となります。Impressionsは、ブランドが登場したプロンプトに対応するGoogle検索ボリュームの合計であり、ChatGPT内での実際の質問回数ではありません。
AI Share of Voiceについても、自社と競合のエンティティ設定によって数値が大きく変わると注意書きを出しています。こうした算出方法や限界が公開されていることは、数字を評価するうえで安心材料になります。
本体プランはLiteが月129ドル、Standardが249ドル、Advancedが449ドル、Enterpriseが1,499ドル。AI Visibility Indexは月199ドル、Custom Promptsは月50ドル、100ドル、250ドルのプランがあり、全モデル対応は月699ドルです。無料トライアルや割引はありません。
日本語のヘルプページはありますが、日本語・日本市場への対応は明記されていません。すでにAhrefsを使っている企業や、競合の状況を短時間で確認したい企業に向いています。
提供元:Evertune Inc.(米国・ニューヨーク)
公式サイト:https://www.evertune.ai/
Evertuneの大きな特徴は、サンプリング方法を詳しく公開していることです。
1つのプロンプトを1モデルにつき100回実行し、全体で±1ポイント、トピック単位で±2ポイントまで誤差を抑えられると説明しています。1回だけの計測ではトピック単位で±31ポイントの幅が生じ得るとしており、週ごとの小さな上下を施策の効果と決めつける危険性がよく分かります。
対応するAIは、ChatGPT、ChatGPT Search、Gemini、Gemini Search、Google AI Mode、Google AI Overviews、Meta AI、Claude、Copilot、Perplexity、DeepSeekの11種類。APIで利用する基盤モデルと、一般ユーザー向けアプリの両方を計測できます。
Visibility Score、掲載順位を加味したAI Brand Score、Average Position、Share of Answer、Word Association、センチメント、引用元分析、Shopping Intelligence、Bot Analyticsなどを提供し、ChatGPT広告やAIリターゲティングまで扱います。
2024年設立で、2025年8月に1,500万ドルを調達。累計調達額は2,000万ドルで、同年12月にはimpact.comから戦略的出資を受けています。
料金は月800ドルのProと、個別見積もりのEnterpriseです。無料プランや無料トライアルはなく、利用にはデモの申し込みが必要です。日本語・日本市場への対応も明記されていません。
価格は高めですが、施策の効果を統計的にできるだけ厳密に判断したい企業にとっては、有力な選択肢です。
提供元:株式会社Faber Company(東証スタンダード、証券コード220A)
公式サイト:https://mieru-ca.com/geo/
リリース:2026年1月14日
ミエルカGEOは、国産ツールのなかでも機能が充実しています。上場企業が提供しており、日本語の管理画面と国内サポートを利用できる点も安心材料です。
ChatGPT、Gemini、Claude、Perplexity、Google AI Overviews、Google AIモードの6つに対応しています。
AI Overviews内で引用されたURLを毎日追跡するAIOレポート、LLMリサーチ、AI検索シェアモニタリング、AIクエリファンアウト、AI検索流入レポートなどを備えています。AI検索シェアモニタリングでは、最大1,000件のプロンプトを登録し、ブランドシェアやURL採用率を週次で確認できます。質問を購買段階ごとに管理できるのも実務向きです。
AIOトピックチェッカーはSEO専門家の辻正浩氏が監修しています。
料金は、単一サイトが月49,800円、複数サイトが月99,800円で、いずれも別途初期費用がかかります。AI検索シェアモニタリングは月50,000円からの追加オプションです。すべての機能を使う場合は月10万円前後になるため、必要な機能を整理してから見積もりを取るとよいでしょう。無料トライアルも用意されています。
日本語サポートを重視する企業や、すでにSEOツールとしてミエルカを使っている企業、多数のプロンプトを管理したい企業に向いています。
7つに絞ると入りきらないため、用途によって候補になるサービスも簡単に紹介します。
調査中、古い情報やサービス区分の混同も見つかりました。
Google検索については、Search Consoleの「Generative AI performance report」が公式の計測手段です。生成AI機能での表示回数、掲載ページ、国別データを確認でき、2026年8月31日までに全世界のサイトへ展開されました。無料で使えるため、最初に見ておきたいデータです。
Google Search Centralは、Googleの内部指標を利用しているとうたう第三者ツールや、順位向上を保証するサービスへの注意も呼びかけています。外部のサービスが、Google内部のランキングシステムやAIシステムへアクセスすることはできません。営業資料などに「Googleの内部データを利用」と書かれていたら、根拠を確認してください。
Seer Interactiveは、AI検索のKPIを次の3段階に整理しています。
この整理は実務に落とし込みやすいものです。まず回答に出る。次に正しく理解される。そのうえで選ばれる。この順に課題を見れば、スコアの上下だけに振り回されにくくなります。
見るべき指標は、市場の成熟度によっても変わります。Kevin Indig氏が2026年1月から6月にかけて行った調査では、1,094カテゴリ、5プロンプト、5万以上のブランド、60万件の引用を分析しています。その結果、明確な勝者がいないカテゴリは53.7%を占め、AI検索需要の89.3%がそうした未確定のカテゴリに存在していました。
一社がすでに支配的なカテゴリでは、回答の正確さを守ることが重要です。上位が固まりつつあるカテゴリでは、言及頻度と正確さの両方を見る必要があります。まだ勝者がいないカテゴリなら、まずは回答の候補に入ることを優先すべきでしょう。
AI検索では、自社サイトが引用されたかどうかに目が向きがちです。しかし、引用リンクから大きな流入が生まれるとは限りません。
Cloudflareの調査では、GPTBotは1人をサイトへ送るまでに約1,500ページをクロールしていました。Anthropicのクローラーでは、38,065ページのクロールにつき送客は1人です。RedditのCEOであるSteve Huffman氏も、RedditはAIに頻繁に引用されているものの、AIチャットボットは大きな流入元ではないと話しています。
そのため、最初のKPIは「リンクをクリックされたか」ではなく、「回答の中でブランド名が挙がったか」に置くのが現実的です。そこにShare of Voiceとセンチメントを組み合わせれば、競合と比べてどの程度存在感があり、どのような文脈で評価されているかが見えてきます。
また、Ahrefsの分析では、外部サイトにおけるブランドへの言及が、AI Overviewsの可視性と最も強く相関していました(相関係数0.664)。相関関係であって因果関係を示すものではありませんが、自社サイトの整備だけでなく、第三者から自然に語られる状態をつくることが重要だと考える材料にはなります。
前週よりスコアが5ポイント上がったとしても、それだけで施策が効いたとは判断できません。生成AIの回答にはもともと揺らぎがあるからです。複数週の移動平均を見るか、サンプリング回数と信頼区間を公開しているツールを使い、一定の幅を持って評価する必要があります。
OpenAIなどは、Google Search Consoleに相当するプロンプト別の利用データを公開していません。そのため、第三者がChatGPT内の正確な質問回数を知ることはできません。
各ツールの「プロンプトボリューム」は、外部データやクリックストリーム、Google検索の需要などを使った推計です。Ahrefsも、Estimated ImpressionsにはGoogle検索ボリュームを代理指標として使っていると明記しています。実測値ではなく、比較や優先順位づけのための参考値として扱うのが妥当です。
ChatGPTの回答は、ユーザーの過去の会話や保存された情報などの影響を受けることがあります。ツールがログインしていない状態で取得した回答と、普段からChatGPTを使っている顧客の画面に出る回答が同じとは限りません。
海外向けに作られた質問や、一般的すぎる質問だけで日本市場を判断するのは危険です。自社の顧客が実際に使う言葉や、地域、価格帯、利用目的を反映した質問へ調整してください。
多くのGEOツールは、自社サイトの改善点を示します。これは必要な機能ですが、AI回答でブランド名が挙がるかどうかは、自社サイトだけで決まるものではありません。第三者メディア、口コミ、比較記事、業界内での評判など、企業側が直接管理できない情報も影響します。
ツールは現状を観測し、課題を見つけるためのものです。導入しただけでAI回答への掲載が増えるわけではありません。特に「導入により言及が何%増えた」とする事例は、同時期に行われた広報やコンテンツ施策も含めて読み解く必要があります。
Seer Interactiveの調査では、自社ブランドに関する質問の31%でAIが回答を拒否しました。回答が生成されなかったケースを分母に含めるかどうかで、可視性スコアは変わります。各ツールが無回答をどう扱っているかも確認しておきましょう。
海外15ツールのうち、日本語UIを明記していたものはなく、日本や日本語への対応を明確に示していたものも3つに限られました。国内ツールでも、計測方法を詳しく公開しているサービスは多くありません。
日本市場での意思決定に使うなら、日本語で質問できるかだけでなく、どの地域のIPから、どのような質問群を、何回実行しているかまで確認することをおすすめします。
実務では、いずれも近い意味で使われています。言葉の違いより、施策の中身を確認することのほうが大切です。GEOには学術論文上の原典がありますが、LLMO、AIO、AEOは主に実務から広まった呼び方です。Google検索に関しては、従来のSEOの考え方が土台になります。
GA4だけでは、AI回答の中で自社がどのように扱われているかは分かりません。AI経由のクリックが少なくても、回答自体は多くの人に見られている可能性があります。AI上の認知や評判を継続的に把握したい企業には、計測ツールを使う意味があります。
ただし、いきなり有料ツールを契約する必要はありません。まずSearch Consoleの生成AIレポートや無料診断で、確認したい項目を整理するとよいでしょう。
国産の低価格帯は月450円から5万円ほど、機能が充実した国産ツールは月5万~10万円ほどです。海外の専業ツールは月99~800ドル程度が中心です。
初めて試すなら、AIsearchmapやAthena Essentialの無料プラン、ArchAIOの無料診断、月1万円以下のArchAIO、リテラ、Brand UPなどが入り口になります。
国産ツールは基本的に日本語で利用できます。海外ツールは個別の確認が必要です。今回の調査で日本市場への対応を明記していたのは、Scrunch AI、Am I on AI、Semrushでした。日本語を入力できることと、日本向けの条件で計測できることは分けて考える必要があります。
一週分の変化だけでは判断できません。AIの回答自体に揺らぎがあるためです。少なくとも複数週の傾向で見るか、繰り返し計測と信頼区間に対応したツールを利用してください。
まず、AIに「知られていない」のか、「誤って理解されている」のかを分けます。知られていないなら、第三者メディアや業界サイト、口コミなどを含めて言及を増やす必要があります。誤って理解されているなら、誤情報の出どころを探し、公式情報と外部情報の両方を修正します。
Google検索への対応だけを考えるなら不要です。Google Search Centralは、llms.txtのような特別なファイルをGoogle検索は利用しないと説明しています。他のAIサービスへの効果については、今後も個別の検証が必要です。有料施策として提案を受けた場合は、対象となるAIと期待できる効果、その検証方法を確認してください。
AI検索の計測ツールは急速に増えていますが、高機能なサービスを導入すれば自動的に成果が出るわけではありません。導入前に、次の3点を決めておくことが大切です。
一つ目は、顧客が実際に尋ねそうな質問を自社で設計することです。「指名」「比較検討」「カテゴリ想起」「評判確認」の4つに分けると、抜け漏れを確認しやすくなります。
二つ目は、主なKPIを「回答内での言及」に置くことです。引用リンクからの訪問だけでなく、Share of Voiceやセンチメントも併せて見れば、自社が比較候補に入っているか、どのように評価されているかが分かります。
三つ目は、数字には揺らぎがあると理解することです。1日1回の計測結果だけで良し悪しを決めず、複数週の傾向や信頼区間を見ながら判断してください。
最初の一歩としては、無料で使えるGoogle Search Consoleの生成AIレポートと、各社の無料診断や無料プランで現在地を確認する方法が現実的です。そのうえで、必要なAI、プロンプト数、日本語対応、分析の深さに合わせて有料ツールを選ぶと、無駄な投資を避けやすくなります。
株式会社Archが提供する「ArchAIO」は、ChatGPT、Google AI Overviews・AIモード、Gemini、Perplexity、Claudeにおける自社ブランドの言及を計測する国産ツールです。
質問を「指名」「比較検討」「カテゴリ想起」「評判確認」に分け、回答内での順位やShare of Voice、センチメントの推移を確認できます。また、AIが自社を知らないのか、誤って理解しているのかを見分ける「認知度スコア」、GA4連携、18項目の初期診断も用意しています。
無料のAI可視性診断と初回計測をご利用いただけます。料金は月額4,800円(税別)からです。
株式会社Arch
東京都渋谷区桜丘町31-14 SLACK SHIBUYA 7F
https://aio.archcorp.jp
※本記事の料金・機能は、2026年9月時点で各社が公開していた情報をもとにしています。この分野は変更が多いため、導入時には必ず各社の最新情報をご確認ください。統計値はPew Research Center、総務省、観光庁、Google、OpenAI、サイバーエージェント、NTTドコモ モバイル社会研究所などの公開資料に基づきます。arXiv:2604.07585は査読前論文です。
宿泊施設のブランディング、OTA関連施策、マーケティング、各種制作から施設運営まで幅広く対応可能です。
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