Category: Hotel Management | News
Author: Shibata
Date: 2026.08.04

2026年7月30日(木)の朝、TOKYO FMの情報番組ONE MORNINGのなかで、宿泊施設のAI検索対応について、当社の調査結果と取り組みをご紹介いただきました。全国ネットの朝の生放送で、AIに選ばれる宿というテーマが1本のコーナーとして扱われたこと自体が、この話題が業界内の議論から、旅行する人たちの日常の関心事に移りつつあることを示していると感じています。
放送では、まず旅行者側の変化から話が始まりました。夏休みの宿を探すとき、検索サイトだけでなくChatGPTやGeminiなどの生成AIに相談する人が増えていること。予算の総額、同行する家族の年齢や好み、施設に必要な設備といった条件をまとめて伝えて、2泊3日の行程ごと考えてもらう使い方ができること。従来の予約サイトの絞り込み条件では表現できない探し方が、すでに一般的になりつつあるという内容です。
実際、2025年の1,000人規模の調査では、旅行者の32.6%、およそ3人に1人が宿泊施設探しに生成AIを活用していたと報告されています。
そのうえで、当社が実施した調査結果を取り上げていただきました。草津、箱根、別府、由布院、道後、有馬、下呂、城崎という全国8つの温泉地にある76の旅館・ホテルの公式サイトを調べたところ、AIが内容を読み取りやすい形に対応できていたのは3.9%にとどまりました。ほとんどの宿の公式サイトが、人が読む前提のままになっているということです。
技術的な論点として紹介されたのが、llms.txtというテキストファイルです。サイトのどのページを優先的に読み取ってほしいかをAIに伝えるためのもので、これが用意されていないと、入口は開いているのに読ませる準備ができていない状態と判断され、情報として重視されにくくなる可能性があります。
最後に、当社としての見方もお伝えいただきました。大手予約サイトへの依存から抜け出しにくかった宿泊業にとって、AIによる宿探しの広がりは、規模が小さくても個性のある宿が正当に評価される機会になるということです。スタジオからは、対応にかかる費用を負担できるかどうかは経営者として悩ましいところ、そして宿泊業だけでなく他の業界にも同じ課題が来るのではないか、という反応をいただきました。
私たちがありがたいと感じたのは、宿泊業界の専門メディアではなく、通勤や朝の支度をしている一般の方が聴く番組で扱われた点です。
AI検索対応は、これまで事業者側が先回りして準備する話として語られてきました。しかし今回の放送は、AIで宿を探す旅行者がすでにいて、その人たちに見つけてもらえるかどうかが宿の売上を左右する、という順番で組み立てられていました。つまり、変わっているのは事業者ではなく利用者の側であり、対応の遅れはそのまま機会の損失になります。放送のなかで、他の業界でも同じ対策が必要になりそうだという言葉が出てきたことも象徴的でした。
株式会社Archは、ホテル・旅館・ヴィラ・民泊など宿泊施設に特化して、ブランディングからWEB制作、集客支援までを手がけています。AI検索最適化については、公式サイトの情報設計、llms.txtと構造化データの整備、質問と回答の設計、予約サイトの情報の見直しまでを一体で支援しています。
自施設の公式サイトがAIからどう見えているかを知りたい方は、お気軽にご相談ください。
TOKYO FMのONE MORNINGで、AIに選ばれる宿というテーマを扱っていただきました。旅行者の3人に1人が生成AIで宿を探す一方、対応できている宿の公式サイトは3.9%。この差が埋まるまでの期間が、宿泊施設にとっての準備期間です。今回の放送が、全国の宿泊事業者のみなさまが自社の公式サイトを見直すきっかけになれば嬉しく思います。
改めて、番組関係者のみなさまに御礼申し上げます。
宿泊施設のブランディング、OTA関連施策、マーケティング、各種制作から施設運営まで幅広く対応可能です。
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